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大家さんはセクシーダイナマイトバカ

著者/ 佐伯まお

イラスト/ 天点

タグ: すれ違い コミカル 一目惚れ 三角関係 社会人 大家 意地っ張り 淫乱 ご近所 エッチふつう 職人

失業した花火職人の宏正は、勘違いから引っ越したばかりのマンションの大家さん霞大三郎を抱いてしまう。だが実はイケメンが越してきたと狙っていたのはエッチ大好きな霞のほうだった。爆破解体会社での仕事を紹介してもらった宏正は、社長と霞の仲を知り…。


 絶妙な手つきで顎から首筋から胸板から撫で下ろされ、その手の終点……たどり着いた股間は、もうはち切れんばかりになっている。
「お酒飲めないもん」
 霞ちゃんはそう呟き、コップのウーロン茶を口に含んだ。そのまま俺に口移しで飲ませようとする。
 ほんのりと体温が移ったとはいえ、しっかりと冷えたウーロン茶。それが少しずつ俺の喉を潤していく。
「宏正も……して」
 掠れた声で呼び捨てにされ、俺の欲情が煽られる。
 もう俺たち名前も知らない同士じゃない。霞ちゃんは俺のこと、ちゃんと元花火職人・二十三歳・河上宏正だと知って誘っているんだ。
 男の子……でもなんか憎めないし……大家なんだけど……色っぽいし。
 絶滅すべきブルジョアかもしれないけど、それは本人のせいじゃない!
「霞ちゃん、俺の杯受けて」
「いっぱい、ちょうだい」
 細い顎を掴み、俺は荒っぽく口づける。自分のコップから一口含んだウーロン茶を、ぴったり塞いだ唇の向こうに注ぎ込む。
「宏正の……おいしい」
「昨夜の? それとも今の?」
 勢いでしてしまった恥ずかしい質問に、霞ちゃんはねっとりとした微笑み混じりで返す。
「……両方」
 玉砕。
 この子は俺より二回りは小さな身体をしているけど、その色気はメガトン級。
 忙しなく服を脱がせる俺を助けるように、霞ちゃんはその細腰を持ち上げてくねらせる。
 下着一枚の裸になったその身体は、ほっそりとして植物的なのに、なんともいえない艶があった。
 触れずにはいられないほど、滑らかな肌。白い胸に咲く二輪の小さな赤い花。
「なんでこんなかわいい乳首してるんだ……霞ちゃんは」
「Hの時、この方が見て触って興奮するでしょ?」
「全身、H仕様にカスタマイズされているのか」
「生まれつきね。ほら……」
 霞ちゃんが俺の手を取り、そっと自分の股間へと導いていく。下着越しにそこの愛らしい風情と脈動が伝わってくる。
「ここも男の人に評判いいよ。Hな感じ満載だって」
 男の身体なのに! なんで俺、こんなにときめいているんだ?
 興奮で震える指でそっと下着をずらすと、トランクスの縁からぴょこんとピンク色の先端が出てきた。
「やあ! こんにちは。僕、亀頭。仲良くしてね」
 霞ちゃんが高い声を作って挨拶してきた。たわいもない冗談、でも妙に和む。
 それにしても『僕、亀頭』って……もうちょっと捻れよ。ストレートすぎなネーミングだ。
「こんにちは。俺は宏正。亀頭はどんなことをして遊んでほしいのかな?」
「撫で撫でしてー」
 ああ、バカっぽい。でもなんか楽しい。
「こうかな……」
 人差し指の腹で亀頭の先に円を描いてみる。敏感なのか、たったそれだけの行為で霞ちゃんは腰を弾ませ始めた。
「あぁん、すっごい上手……もっとして」
「今のは亀頭が言ったの? 霞ちゃんの地声っぽかったけど」
「……意地悪」
 とがらせた霞ちゃんの唇に、俺は無意識にキスをしていた。ああ、そそるんだよな。この唇。
 何度も音立てて吸っていると、俺の胸に何か当たった。なんだろう、と見下ろしてみると、霞ちゃんの指が自分の乳首をつまんで引っ張っていた。
「自分でしちゃダメだろ」
「だってぇ……」
「俺がしてあげる。して、って言ってみなよ」
 本来俺、こんな傲慢な物言いをする男じゃないんだけど。
「宏正ぁ……して。僕の乳首で……遊んでよ」

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