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愛しい人シリーズ 3

愛しい人の甘美な嫉妬

著者/ イシミ光

イラスト/ 猫柳ゆめこ

タグ: シリアス 三角関係 切ない 幼なじみ 社会人 スーツ 天然 巨根 意地っ張り エッチふつう 住み込み

仏具店を営む時哉は、念願叶って付き合い始めた幼馴染・要と甘い同棲生活の真っ最中。そんな中、知人からデッサンモデルを頼まれた時哉は、美大生の陽介と出会い、なつかれてしまう。天真爛漫にぐいぐいと距離を詰め、迫ってくる陽介に戸惑う時哉だったが、「一時的な浮気でもいいから」と、とうとう目の前で服を脱ぎだされてしまい…!?


「時哉のここ、もうこんなだ」
 要がさわさわと手を動かす。我慢をするどころか、その手に合わせて無意識に腰が動いてしまう。
「今日の要は意地悪だ」
「意地悪なのは時哉だろ。オレがしたいって言ってんのに、手でしてやるなんて言うんだから」
「だって要が疲れたなんて素直に本音を言うから……」
「それでもしたいって言っただろ」
 要のためを思って必死に我慢をしているのに、それを怒られるなんて……。なんだか我慢しようと頑張っている自分が馬鹿らしい。
 考えている間も、時哉のものは要の手の中でむくむくと育っていく。こんな状態にされてしまえば、いっそ流されてしまえばいい。――だが時哉の理性が頭の中で否と告げる。
 己に鞭打つようにソファーから下りた時哉が、要の前に跪く。
「時哉?」
「要、脚広げて」
「何するんだよ」
 不安顔を向ける要に柔らかな笑みを返して、膝をとんと叩く。素直に脚を広げたその間に顔をうずめた時哉は、硬く滾ったそれをぱくりと口に咥えた。
「あ――」
 要が甘い悲鳴をあげる。零れ落ちた嬌声に気を良くして更に舌を動かす。裏筋に沿って下から舐め上げ、敏感な先端には唇できつく吸いつく。要の手が時哉の髪に伸びてきて、めちゃくちゃに掻き乱された。それさえも気持ちいい。
 小孔を舌先で穿りながら溢れでる先走りの蜜を吸い上げる。口内で要のものが硬さを増した。蜜を溜めた双袋を指でやわやわと揉みしだき、会陰から慎ましやかに閉じている蕾までを指でなぞる。
「あ……あ、それ、」
 要が頭を振って脚を突っぱねる。
「気持ちいい?」
「ん、よすぎてイっちゃいそう」
「いいよ」
「やだ。イくなら一緒がいい……」
 舌っ足らずの甘い声。情交の時にしか聞かせてくれないその声に、時哉の腰に熱が灯る。
「だったらもうちょっと我慢してて」
 要の腰に手をあてがい、身体を反転させる。ソファーの背もたれに身体を預け、尻を突きだした卑猥な格好。
 恥ずかしいのだろう。それだけで要の身体は赤く色づいていく。
 尻たぶを左右に押し広げ、桜色した蕾に息を吹きかける。
「じれったい? 要のここ、物欲しそうにひくついている」
「……言うなよ」
「だって、丸見えだし」
 すべすべと形のいい尻を撫でまわしながら蕾をぺろりと舐め上げて、皺に沿って舌を動かす。柔らかくなったそこに舌先を突き入れると先端が呑み込まれていく。淫靡な愛撫に要の背中が快楽でたわむ。
「要、自分で扱いて」
 要が自身に手を伸ばす。その手を動かすたびに、卑猥な水音が前からも聞こえてくる。
「すごくやらしい」
 尻を突きだして舐められ、恍惚に浸りながら自慰に耽る要は淫らな小悪魔そのものだ。その証拠に、悪魔の囁きを時哉に向ける。
「時哉、もっと硬いの……」
 ねだるように腰を振られて、時哉は苦笑しながら後孔に指を突き入れた。爪の先で引っ掻くように内壁を辿ると、すぐに目当ての痼りを指先が捉える。
「――あっ、そこ……」
「要の感じるところ」
 その場所は時哉の指が覚えている。あまりにも強すぎる快楽に、少し力を入れるだけで要は我を忘れて腰を振る。だからやんわりと刺激を与えてあげたのに、それだと物足りないと、振り向いた要が可愛らしく唇を尖らせた。
「時哉の挿れろよ。それで思いきりそこを擦って」
 命令されて思わず苦笑する。
 時哉は逡巡しながらも、「だったら先っぽだけな」と唾液で濡れそぼる窄まりに昂ぶりをあてがった。呆気なく先端が呑み込まれていく。熱い洞に身体が蕩けてしまいそうだ。これなら挿れないほうがマシだった。このまま腰を動かさずにいるなんて自信がない。
 だが要が腰を動かす。ぬちゃぬちゃと卑猥な音をたてながら、時哉のものは根元まであっさり呑み込まれていく。
「あぁ……、やっぱり時哉のが気持ちいい」
 白い喉をのけぞらせ、恍惚に浸りながら要が零す。
「せっかく我慢してたのに、どうなっても俺は知らないからな」

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