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極道に甘噛みされてます

著者/ 花宮しおん

イラスト/

タグ: あまあま 契約 極道 オレ様 スーツ 意地っ張り 黒髪 エッチふつう ヤクザ 住み込み

ヤクザお抱えの贋作画家・結城愛士が見た、巨大なライオンに嬲られる夢。目を覚ますと、野生の獣のような極道・洞泉が、勝手に自宅へ転がり込んでいた! 男女問わず奔放に関係を持つ洞泉と、幼い頃の経験から、性に対しトラウマを持つ愛士。ぶつかり合うふたりだったが、ある日、愛士が男に襲われてしまい…!? ヤリ手極道×美人絵師の、肉食系恋愛事情!


「ちょ……洞泉、さん……っ」
「ん?」
「俺の、どこを、触ってるんですか!」
 後ろからぴたりと身体をくっつけたと思うと、洞泉は愛士のエプロンの下に手を這わせてくる。
「もう、昼間っからそういうの……あっ」
 シャツの上からキュっと乳首を摘ままれた。無防備な愛士の唇から色っぽい声が零れる。
「だめ……あ、あっ」
「なにが、ダメだ。ん? 言ってごらん、愛士」
 洞泉が、薄いシャツの合わせに乱暴に手を突っ込んでくる。エロティックに肌をさする指先の動きが、ダイレクトに愛士の脳に伝わった。まだ夕方なのに……仕事場なのに……思考する頭の中を、手慣れた洞泉の指先に、いいように掻き回されてしまう。
 でも、普段はこうじゃない――――。
 いつだって自分は冷静で、この手の洞泉の悪ふざけには毅然とした態度で反抗してきた。客間で再会した時だって、意地悪な彼の愛撫になど、決して乱れはしなかったのに……。
「愛士、そろそろやせ我慢するのはよしなさい」
「誰が……あ、あっ……い、痛いです、つま……ない、で……んっ」
 胸の尖った先をひっきりなしにグリグリ指で捏ねられた。嫌だと身じろいだら、背後から強引に顎を掴まれ、整った顔を寄せられる。溢れ出す吐息を横暴な唇が奪っていく。
 歯茎を舐める舌先に、つい、自分から舌を絡ませてしまった。
「ん、うぅ……ん、んっ」
 思い切り深く、唇を吸われた。苦しくて息を継ごうとすると、性急に口唇を啄まれた。チュっとささやく淫らな音が、身体の芯を蕩かしていく。
「洞泉さ……ふ、う……ううっ」
 必死に抵抗しても、洞泉は淫蕩なキスをやめてくれない。気づいたら、知らぬ間にエプロンが外されていた。シャツだってほとんど肌を包んでもいない。彼の巧みな舌が鎖骨をくすぐった。身体が火照る。昂ぶる悦楽に、思考が追いつかない。
「さあ、もっと、感じてみなさい。愛士」
「……いや、です」
「まったく、強情な子だ」
 呆れた洞泉が、強引に愛士の股間を開こうとする。止めさせようと焦って抵抗しても、左手で器用に両手首を押さえ込まれ、空いた右手が、愛士の股間でもっこりと膨らんだ大切なものへと伸びる。
「や、やあ……アアッ!」
 布地の上から強く握られて、思わず仰け反った。汗ばんだ首筋に、洞泉が背中越しに厭らしい息を吹きかけてくる。そんな仕草にすらも欲情して、淫らな快感を得た下半身が洞泉の股の間で物欲しげに揺れていた。
「素晴らしい。愛士の可愛いアレが、厭らしくひくついている」
「……そういう言い方、あ、アっ……あっ」
 ジッパーの奥を探る手が、布越しに愛士の花芯を掴んだ。
「んっ……」
 次はじかに触れてくる。膨らみがさらに増した。
 亀頭の先っぽをクリクリ撫でられるたび、先走った蜜が溢れてくる。
 感じる尿道の裏を擦る爪が憎らしい。
 じれったく茎を扱き続ける指が憎らしい。
 感極まって、白い背中が反り返った。震える唇から嬌声が止まらなかった。
「ほぉら、益々硬くなってきただろう? おまえの大事なムスコを、厭らしいものでもっと一杯にしてあげよう」
「や……だぁ、も……っ、ああっ、ん……ンっ、ハぁ」
 それでも洞泉は赦してくれない。どれだけ愛士が乱れても、より強い力で抱きしめられてしまう。責められるほどに、艶めいた嬌声が零れてくる。頭の奥が沸騰した。どうしてこれほどまでに厭らしい、女のような声が出るのかわからない。
 いや――――ちがう。洞泉に触られてるからだ。
 洞泉の手にされてると思うだけで、興奮した。
 頑なだったプライドすら、甘く熱く蕩け始める。こんなはずじゃないと理性が呟いても、悦楽が波みたいに押し寄せて、身体の箍があっけなく外されていく。
「可愛いよ、愛士」
「ふ、あ……んっ」
 反り返ってしまった花芯を、繰り返し扱かれた。
 濡れて光る亀頭の先から透明の蜜がふるふると垂れて、終焉がすぐそこだった。
「さあ、いきなさい、愛士」
「あ……っ」

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