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アイドルシリーズ 3

渇望を満たす口づけ

著者/ 伊勢原ささら

イラスト/ ロッキー

タグ: アイドル シリアス トラウマ やんちゃ スーツ メガネ 意地っ張り お仕置き エッチふつう

超人気アイドルグループのオーディションをトップ通過し、いきなり選抜入りという話題のルーキー・ソラ。しかし自信家で反抗的な態度のソラは、リーダーのカツミからグループの和を乱したと「お仕置」をされてしまい…!? 表向きは穏やかで理知的なカツミが、こんなにもドスケベ鬼畜だなんて! カツミの裏の顔に震えるソラだが、同時に感じてしまい、いつしかお仕置きを心待ちに…。


「意地っ張りだね。体は素直なのに。胸だけでこんなに感じて……見かけによらずいやらしい子だな、ソラは」
 笑いを含んだ声に、全身が羞恥で染まる。
「感じてなんか、いない……っ」
 虚勢を張って言い返すが、体は克巳の言うとおり、明らかに反応してしまっていた。自慰のときだって、こんなに感じたことはない。
(どうなっちゃったんだよ、俺……)
「そのままじゃつらいだろう? 下を脱ぐといい」
「えっ?」
 何を言われたのかわからず、一瞬だけ理性が戻り首をひねった。まともに目が合った瞬間瞳の力に囚われてしまい、振り向いたことを後悔する。目だけで宙を呪縛した克巳は、ゆっくりと繰り返した。
「脱ぐんだ。下着も全部ね」
 人間味が薄く底の見えない瞳には、感情らしきものがない。こんなふうに自分を弄びながら、きっと克巳はこれっぽっちも興奮していないのだ。そう思ったら、胸の奥がズキンと鈍く痛んだ。
 あわてて目を逸らし、逆らうと何をされるかわからない恐怖にかられて、ウエアのウェストに指をかけた。そろそろと膝まで引き下ろし、ボクサーショーツに先走りで濡れた染みがついているのを見て、いたたまれず固く目を閉じた。こんな理不尽な『お仕置き』で感じてしまったなんて、信じたくない。
「ふぅん、もうそんなに漏らしてるのか。これで感じてないなんて、本当に嘘つきだね」
「な、なんでこんなことすんだよ……っ」
 声に力が入らないのが悔しい。
「君がちゃんと謝らないからだよ。ほら、早くするんだ」
「あっ……」
 両方の胸の飾りをキュッと摘まれて、下着の染みがじわりと広がる。
 抵抗すればもっとひどい目に遭わされるかもしれないという恐ろしさよりも、むしろ中心が疼いてたまらず、宙は自分から腰を浮かせ下着を一気に押し下げた。勢いよく飛び出し腹を打った花芯は、もの欲しそうに震え透明な雫をぷくりと滲ませる。
「すぐにでも達きそうじゃないか。他人の気持ちに鈍感な分、体の方は感じやすくできてるみたいだね」
 いちいち逆撫でしてくる言葉に心の奥がチクチクするが、そんなことよりも胸にしか与えられない刺激がもどかしくてしょうがない。
「も、もぅ、そこばっか、やめろよ……っ」
 指先で転がされ、ときおり強く引っ張られ、未開発だった宙の乳首はどうしようもなく熟れてきてしまっている。摘まれ、押し込まれるたびに、張り詰めた花芯は触ってと請うようにふるふると震える。
「つらいのかい? いいよ、自分でしてごらん」
 耳を疑った。
「え……? な、なんて言ったの……?」
「擦って出したいんだろう? 遠慮しなくていい。見てるのは僕と、ほら、君の大好きなカメラだけだ」
「そっ、そんなことできるかよ、ヘンタイ!……あっ」
 胸を離れた指が滑り下り、腹にくっつきそうに反り返った宙の中心を、根元から上に向けてスッとなぞった。そのまま雫を膨らませる先端にたどりつくと、見せつけるようにゆっくりと塗りつけていく。
「あぁっ、やっ……」
 脳髄まで突き抜けるような快感に、宙は背をしならせる。
 一人でするときだってなんとなく気が咎めて、明かりを消しベッドの中でこっそりしていたのに、電気が煌々と点いた部屋で他人に見られ、触れられている。今すぐ消えてしまいたいほど恥ずかしい。
「こんなにいやらしいものを見せつけて、触ってもいないのにたっぷり濡らして、変態は君の方じゃないのか?」
 克巳はわずかにも興奮していない冷静な口調で宙を詰ると、手をそのまま乳首に戻してしまう。中途半端な刺激に耐えられなくなった宙は、ほとんど無意識に自分のものを掴んだ。筒状にした手で、いつもするように屹立を扱き上げる。
 もう恥ずかしいとかむかつくとか、そんな感情はどこかに吹っ飛んでしまっている。ただひたすら本能に任せ、宙は余裕なく花芯を擦り立てる。
 もっと気持ちよくなりたい。すぐにでも出したい。こんなに我慢が利かなくなるのは初めてだ。
「うん、いいね。ほら、顔を上げて正面を向いて。アイドルはいつもカメラを意識してないと。これは君の大好きなハルが言ってたことだよ」
 強引な指に顎を上げさせられ、カメラの方を向かせられる。恥ずかしい姿を録画されていると思っただけで、信じられないことに体はさらに火照ってきた。
「今の君は素直でいいな。そうやっていい子にしてると悪くないよ。ほら、もうちょっとで達きそうだ。僕も手伝ってあげよう」
 止まっていた手が、すっかり尖った胸の突起をまた弄り出す。
「あっ、あぁ……っ、カ、カツミさん……っ」
 上と下両方の刺激に変になりそうで怖くなり、大嫌いな男を思わず呼んでしまう。
「ちゃんと見てるよ。ありのままの君の姿をね」

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