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闇夜の傀儡師 シリーズ 3

闇夜の傀儡師・夜叉丸妖談―人魚の鱗―

著者/ 遠谷稔子

イラスト/ kuren

タグ: ミステリー 和物 妖かし オレ様 和服 意地っ張り 武士 エッチ濃いめ 京都 鎌倉時代

「お前の顔を見ながらやりたい」北条家が仇なのか? 夜叉丸は北条春時を抱きながら父殺しの真相に悩む。いっぽう腐らない死体の謎を追う春時は謎の尼僧集団に攫われてしまった。北条家への陰謀が渦巻く京都で昏い復讐の種が芽吹く時、最後の謎が明かされる!


「言えよ春時。この堅くなった嚢を吸って欲しいだろう?」
 夜叉丸の舌がつつき上げる。
 興奮に、二つの膨らみは芯をもって固まっている。
「夜叉丸…ぅ…」
 助けを求めたところで、是非もない。もう何もかも夜叉丸の手中にあるのだ。
「……う…ん、あ、吸って……」
 言うなり、夜叉丸の唇が片方の膨らみに吸いついた。ちゅるりと口に含み、きつく吸い上げられると、
「ひッ……、うく…ぅ…」
 春時は声を抑えられなくなった。
 もう一方も同じようにされると、一物がはっきりと形がわかるほど勃ち上がって、どくどくと脈を打ち出した。
 とろり…と雁首の先端から先走りの汁が、帆柱を伝って落ちる。それを待ち受けていたように、夜叉丸の舌が汁を舐め取った。
 唇は離れることなく吸盤のように吸いつきながら、膨らみを二つ同時に啜りはじめた。
「……ひゃっ……、ああっ…やっ……こんなっ……」
 異様な興奮につつまれて、春時は大股を開いたまま、びくびくと悶えを放った。
 その間にも、ずるりとむけた雁首から透明の雫がひっきりなしに漏れ出す。
 堅く凝った膨らみには精汁が十分に溜まっていて、今にも噴き上げてしまいそうだった。
 そこをちゅるちゅると吸い上げられながら、軽く歯を当てられて、春時はいよいよ堪え切れなくなった。
「ああ…ッ…、やっ……も、やめ…ッ……」
 あまりの辛さに声を上げると、夜叉丸の口がそこで離れた。
「気持ちがいいか」
「……わから……ない、おかしくなる……」
「吸えと言ったのはお前だろ? お前はまだ、自分のことがよくわかっていないようだな」
 夜叉丸の言うことが正直、理解できなかった。ただ股間がじんじんとして熱く、このままでは到底収まりがつかなかった。
 一物は十分に勃起している。そこに直接的な刺激が欲しくて、腰を相手の前に突き出すようにしてしまう。
 だが夜叉丸はいったん体を離すと、春時の腰をつかんで、その体を裏に返してしまった。
 しぜんと両膝をついた、獣のような四ツ這いの姿勢になる。
「うっ……くぅ……」
 雁首の裂け目から、ぽたりと雫が落ち、褥を濡らした。
「まだ気を遣るなよ」
 そう言われても、股間は痛いくらいに張って、少しでも触れられたら爆発してしまいそうだった。
 夜叉丸は目の前の尻朶を両手に収めて、ぐいっと中心を開かせた。
「……んぅ……ふっ……」
 春時が息をつぐたび、薄紅の菊襞が収縮を繰り返す。
 そこへ夜叉丸の指先が触れ、円を描くようにくりくりと刺激する。すると、その指をのみ込もうとして、窄まりが開きかかった。
「男を欲しがってひくついている。いやらしい尻穴だな」
 夜叉丸は言葉でも嬲った。
 さらに反応してしまう自分に春時は狼狽して、褥を両手できつくつかんだ。
 そうする間にも、むき出しの雁首の先から透明の汁がつぅーっと垂れる。
 今すぐにでも自分の手で慰めてしまいたかったが、春時は言われるままに必死に堪えた。
「ううっ……、くぅ…ふっ……」
 苦しさに、春時の上体が崩れる。
 夜叉丸は目の前の細い腰をつかんで持ち上げると、手前にぐいと引き寄せた。春時は、尻だけ高く突き上げる格好になった。
 尻間に両方の親指を当て、夜叉丸が皺襞を広げるように押し開いていく。
「……やっ……」
 春時の腰が思わず引ける。
 慣れた行為のはずなのに、まるで女性器のように扱われることに躊躇いがある。体は応えても、頭が未だについていかないのだ。
「力を抜け。このままじゃ指ひとつ咥えられないぞ」
 夜叉丸は舌打ちすると、股の間に手を突っ込んで、堅くなった一物を握った。
「ひっ……」
 春時は喉を絞った。
 雁首に指の輪が嵌められ、中から汁を搾り出す。ぬめった指先がふたたび、尻間に押し当てられた。夜叉丸の指先が、先走りの汁を皺襞に塗りつけていく。
「ぬるぬるだな」
 濡れるはずのない穴が潤ってくる。
「あっ……やっ…だ……」
「お前が出した汁だぞ」
 夜叉丸はそこで指で菊襞を割り、ぶすりと突き込むと、中でぐるりとまわした。
「んっ――……」
「春時、本当にお前は外も内も人一倍きつい。女陰は内肉全体で男の物をやわやわと包むが、入り口の締まりがいま一つだ。一方、肛門は入り口こそ狭いが、腸の中は思いのほかすかすかだ」
 夜叉丸はいったい何を言っているのか。言葉を継ごうとしても、洞の中に挿し入れられた指に内襞を絡め取られて、声にできない。
「だが、お前は誰とも違う。肛門はこれ以上ないほどきつく、内肉は女陰よりも柔らかで男の物をよく締める。両方を兼ね備えているというわけだ。お前と寝た男は、お前を手放せなくなるな」
「……お前の他になど……」
「抱かせないと? ならば、真に俺だけの者になれ」

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